113系1000番台(マイクロエース製品)

2005年1月発売

113系1000番台
113系1000番台

概説

113系のうち総武快速線で使用されていた車両は、ATCに対応している必要(現在は必要なし)があり専用の車両が使用されていた。そのATC付1000番台の製品化で基本、増結で実車の11両編成、付属で増結の4両編成が対応している。総武快速線が開通以来113系1000番台が使用されていたが、1994年12月に登場したE217系に置き換えられ、1999年12月改正で引退した。今回の商品名は「白い砂」であったが、国鉄時代千葉局は全国唯一夏ダイヤを施行し臨時快速、特急を大増発していたが、外房線安房鴨川まで直通運転されていた快速の名称が「白い砂」であった。(内房線は「青い海」)セットを組み合わせると総武快速線の最長15両編成が再現できるが、外房線は上総一ノ宮から先は特急停車駅クラスが11両対応(なかには安房小湊のように特急停車駅であるが最後までホームが足りなく、11両編成に対する車掌が停車位置を確認するためのマークは今でもホームの外にある)のため、実際には15両で運転されても上総一ノ宮からは11両での運転であった。またヘッドマークも用意され錦糸町から先の地上(千葉局)区間ではヘッドマークもつけて運転されていた。

113系総武快速
113系総武快速(1999年5月頃、総武本線下総中山)

印象

基本編成の11両は大船電車区(現鎌倉総合車両センター)所属編成が再現され、増結編成は幕張電車区(現幕張車両センター)所属の4両となっている。基本編成はサロが連結されているが、4号車は183系から改造されたサロ110-1300が、5号車はサロ110-1200の初期車がセットされている。
かつてマイクロエースは113系の初期車を製品化したが、そのときはどこをどう見たらそうなるのか首をかしげるような代物であった。今回はそれに比べれば改善はされているものの、やはり総武快速線沿線に生まれ育ち総武快速線から引退後も房総ローカルで活躍中の実車を見てきた身にはやはり?が多いのも実際である。それにしてもクリーム1号(スカ色のクリーム)はどのメーカーも色がおかしい(共通して黄色が足りないような)。何とかならないものか…車高は比較的そろっているもののTOMIXとはぜんぜんあわないので、1500番台やサロ110-1200(後期)と混結するととんでもないことになる。

クハ111-1000を斜め上から クハ111
ライトが少し大きい
窓も少し大きい感じが
クハ111-1000を横から クハ111を横から
窓が少し大きく、その影響からクリーム
の塗りわけが少し広い
(本来は乗務員扉の取っ手が塗り分け
ライン)
モハ113-1000 モハ113
屋根とベンチレータの色の差が少ない
モハ112-1000 モハ112
中間車はまぁ見れるのだが…
サロ110-1300 サロ110-1300
何もこんな改造車を製品化しなくてもと
思ってしまう。

これを書いている現在これをベースにすると思われる115系の製品化が予告されているが、おそらく欠点はそのまま引き継がれると思われる。


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