2004年12月発売
キハ58能登路色
七尾線に乗り入れる急行列車として「能登路」が運転されていた。これに使用される車両は専用の塗装がなされていたが、キハ58での最後の頃はこの黄色系の塗装が採用されていた。引退後は一部の車両が他区へと転出し、そのままの色で使用されるケースもあった。この色の実車は見たことはあったものの、いつも西鳥取(鳥取鉄道部)に留置されているところしか見たことがなかった。
いつも通りのHG仕様。ということで車体関連は取り立てて書くことはないものの、黄色の塗装は西鳥取に放置されていた車両を見た感じと微妙に違っていたが、太陽光線と蛍光灯の下では色味が違って見えるので、こんなものか。これまでナンバーはインレタの選択式であったが、今回は印刷済みのナンバーである。最近の製品は車輪の色を黒く染めるのがブームになっているが、これは銀色のままとなっている。実際問題としては黒く染められてしまうと車輪の汚れなどの発見がしにくく、運転取り扱い上面倒なので、かえってこちらのほうがいいかもしれない。キハ58の屋根を上から撮影した写真のようにベンチレータやキハ58の水タンクは国鉄色のものとは異なる。どちらも近年のJR西日本車の特徴ともなっているので、ぜひとも分売していただきたいところである。なお、今後「砂丘」の製品化が予告されているが、このときもこれらのパーツが使用されるものと思われる。
キハ58 | |
キハ58 (屋根) |
能登路色の単体での使用のほか、米子支社へ転出して国鉄色とのコンビで走らせると言うのもいいかもしれない。この商品は限定品となっているが、限定品というのがなんとなくもったいない感じもする。