京成スカイライナーAE-1旧色(マイクロエース製品)

2004年12月発売

AE-1旧色
京成スカイライナーAE-1旧色

概説

新東京国際空港(現成田空港)開港を前に京成が用意した空港特急用車両。しかし車両は出来たものの肝心の空港が完成せず、1973年末成田までの特急として暫定デビュー。このわずか数日走っただけで翌年鉄道友の会のブルーリボン賞を獲得したことでも知られている。1978年ようやく空港開港のめどが立ったものの直前にさらに延期、しかも過激派による焼き討ちに合い本来の役目を果たす前に1両廃車となってしまった。しかも開港後はこれまでの経緯から成田空港駅とは言うものの駅の位置は現在の東成田駅であったことから、空港まではバスの乗継が必要など連絡特急として利用しにくく、利用率はいまいちであった。登場時はこれまでの「開運」など同様の茶色系統の塗装であったが、1980年ごろから青系統の塗装に変更された。1990年以降8両化されたものの、後継のAE-100系にその役目を譲り引退。走り装置などは3400系として再利用されている。また、先頭車1両のみが宗吾の車庫に保管されている。ただし前述の理由により台車は仮のものをはいている。

印象

6両のうち先頭1種、パンタつき車両1種、パンタなし車両2種の写真を以下に示す。基本的に造形は悪くないものの、こまごましたところが気になるところもある。たとえば、前面のライトであるがフレームが飛び出してしまっている。また例によって気持ち腰高な感じも否めない。AE-3は動力車となっているが空気だめか何かが車体からはみ出す勢いなのも気になる点である。またこれも例によってなのだが、動力ユニット下部が線路をこすりそうなのもそろそろ改善して欲しいものである。この色ではあまり気にならないものの、お店で見た新塗装の台車がなんだかおもちゃっぽく見えたのだが、新色の台車の色が妙なのか。それとも台車の造形に難があるのか?

AE-1 AE-1
AE-2 AE-2
AE-3 AE-3
AE-9 AE-9

戻る